2005年3月17・18日
恥ずかしながら、
石川県立山中漆器産業技術センター、石川県挽物轆轤技術研修所からの依頼で
ガラスウッドコートの講師に行ってまいりました。
山中は、全国一の木地轆轤挽き物産地だそうです。
    
恐れ多くもですよ、穴があったら入りたい心境です。
しかし、ガラスウッドコートはこれからのコーティング剤です。
漆器の上に塗れないかとの、問い合わせも数多くあり、すでに実験済みでしたので、依頼に応じる勇気が出ました。
また、ガラスウッドコートの硬化は、漆が乾燥するのと同じ適当な温度と湿度が必要で、
条件が悪いと硬化しにくいというのも同じ、木の呼吸を妨げないというのも同じですので、
相性はよいかもとも思っています。

ほんまもんの漆器とガラスウッドコートの饗宴、どのようなものができるか、楽しみです。
そして、檜の特質、ひび割れについても、
センターの所長、重要無形文化財「木工芸」保持者(人間国宝)川北良造様よりご説明いただき、
私どもの対処方法で良かったのだということも、再確認でき、大変実りある、勉強になった山中行きでした。
轆轤を勉強したいという方は、石川県挽物轆轤技術研修所へ是非入学してください。